旅のランキング

どこがよかった?というのは、よく訊かれる質問で一番気になるところかと思います。
自分自身のコンディションや天候・人など、その時の印象によって感じ方が異なり、なかなか甲乙つけ難いところもありますが、色んなジャンルをランキング形式で発表します。
皆様の次の旅の参考になれば幸いです。


・国別ランキング



おすすめの国

1位 トルコ
2位 メキシコ
3位 アルゼンチン

これは、見所・移動・居心地・物価から総合的に旅がしやすく、満足ができるのではと思う国を挙げました。
旅をするに当たって、トータルバランスが優れているといった感じです。
こうみると、一流の先進国よりはそこそこの国の方が、人もフレンドリーだし、旅が楽しいと思います。

トルコはイスタンブール、カッパドキア、パムッカレ、サフラボルなどなど歴史、自然、飯など楽しみいっぱい、移動も楽チンでリーズナブルです。

メキシコもカンクンの海、グアナファトなどのコロニアル都市、ティオティワカン遺跡などなどトルコに負けず劣らず良い国です。

アルゼンチンは広いので移動が長距離になってしまうのが難点ですが、タンゴが見れるブエノスアイレス、最南端のウシュアイア、ペリトモレノ氷河にイグアスの滝、そして安くて美味いワインとステーキなどなど、きっとあなたを満足させてみせます。


へへ、このサバサンドが美味いんすよ。ボスポラス海峡に架かっているガラタ橋周辺で食べれまっせ。


マイナーな国

1位 モルドバ
2位 ベリーズ
3位 バングラデシュ

旅中に会った旅行者と話していて、「そこは行った来ないねー」とか、「何かあるの?」と言われるような国です。
各国の外国人旅行者数とかを調べたわけではないのでかなり主観になりますが、街を歩いていてほとんど旅行者をみかけなかった、もしくは認知度低いなと思ったランキングです。

モルドバはヨーロッパの最貧国の一つで、ウクライナとルーマニアの間にある小国です。
ここは本気で「それどこにあんの?」と言われることが多かった国です。
首都のキシナウを訪れましたが、ルーマニアの地方都市といった感じでした。

ベリーズはアメリカ人にとっては近いので、そんなにマイナーでもないと思いますが、日本人に言うと、「そんな国あったんだ?」と言われる程認知度は低いようです。
日本人はビザが必要なので、中米を旅するバジェット旅行者には敬遠されがちです。
見所は世界遺産の珊瑚礁のあるキー・カーカーくらいです。

バングラデシュは観光産業自体が貧弱な国です。
みどころは少しはあるのですが、今のところほぼ自力で回るしかないようです。
発展具合はインドを下回り、ダッカの喧騒は世界有数といえますが、バングラ人の人のよさはかなり上位に入るでしょう。
そういえば最近、「地球の歩き方 バングラデシュ」が発刊されて驚きました。

旅行者が少ない国では外国人は珍しがられて、それはそれで楽しいのですが、情報が少ないとかファシリティがイマイチとか、多少不便なところはあります。


モルドバの首都キシナウの街の様子。こんな国(失礼!)にも寿司レストランとか空手の看板があったのはびっくりだったぜ。


危険と言われている国

1位 パキスタン
2位 スーダン
3位 イスラエル

この辺りの国は治安云々というより、テロとか紛争とかでタイミングによってはかなり危険となりうる国です。
訪れるのには少し躊躇しましたが、情報収集をした上で行くことにした国です。

パキスタンは私が入国する1ヶ月くらい前に、イスラマバードで大規模なテロがありました。
とはいえ、実際イスラマバードを歩いてみると治安が悪いといった雰囲気はなく、一部の集団がテロなどをやらかしていて、当然普通のパキスタン人は平穏に暮らしたい思っており、迷惑この上ないと言っていました。

スーダンはビザを取得するためのレターをもらいに日本大使館を訪れたのですが、その時に南部は独立しようとしているため政情が不安定だから近づくな、と言われました。
そして2011年7月にめでたく独立を果たしたということです。
スーダン人もなかなかよい奴ら(基本的にどの国でもムスリムは親切)なので危ない目には遭いませんでした。

イスラエルは入国からして厳重でした。
当然周辺のアラブ国家と仲が悪いわけで、夜中に軍用ヘリが旋回していたり、嘆きの壁では銃を持ったソルジャーが警戒していたりと、物々しい様子でした。

政情不安定な国や周囲に敵国の多い国は、いきなりテロやデモが発生する場合があるので、自分で防ぎようがない、不可抗力なことなので、よく情報収集して訪れるべきです。

世界的に反日感情を持つ国は少ないので、実は日本人は欧米人に比べると旅がし易い面もあります。
特に発展途上国では、ODAなどが功を奏して地元民にも日本人の評価が高いこともあります。
多少反日感情のある中国、韓国ですが、普通に旅をする限りでは表立って被害に遭うことはありませんでした。
逆に反韓、反中感情のある国もあり、日本人と見分けがつかないので勘違いされ、冷遇を受け、日本人とわかると手のひらを返す、といったことがよくありました。


パキスタンのラワールピンディのバス停にいた、オレンジ売りのおっさん。パキスタンはいい奴が多いから憎めないなー。


ご飯が美味しかった国

この辺は個人の嗜好が違うので、意見は様々かもしれません。
よいレストランに入ってお金を出せば美味しい食事にありつけますが、毎回そんなにコストをかけられません。
実は私は食に関しては結構保守的で、あまりチャレンジングな食生活を送っていませんでしたが、庶民が利用する食堂レベルで美味しかったな、と思ったランキングです。

1位 韓国
2位 メキシコ
3位 トルコ

韓国料理は日本でもよく食していて、慣れた味ですが本場ももちろん美味かったです。
サムギョプサル、冷麺、ビビンバなどを頂きました。

メキシコはトルティーヤやトマトを使った料理が多く口にあいました。
タコス、ワカモレ、グラタン風ブリトー料理などを頂きました。

意外なのがトルコです。イスラム文化なので男性が料理をしているのですが、バリエーションの多さ、あまりクセのない味付けが気に入りました。
パン(エキメッキ)のクオリティも世界一といわれているし、スープの種類の多いので食うことに関しては全く不便はないと思います。
ドンドルマ(のび~るアイス)、シシケバブ、イワシの素揚げ(みたいなの)を頂きました。

ヨーロッパは美味いものがたくさんあるのでしょうが、あまり安食堂がないのでレストランかファストフードの二択になってしまいます。
パスタやサンドイッチを作って自炊することが多かったです。

長く旅をしていると、やはり日本食が恋しくなります。
世界的に寿司は浸透しており、寿司屋はよくあまりすが、普通の定食を出す店は日本人経営のところだけです。
そんな日本食屋を見つけては、日本の味を懐かしんでいました。

グラタン風ブリトー料理。メキシコのグアダラハラのマーケットにあった食堂で食べた。これで4ドルっすよ!12ドルくらいだして食べた、ノルウェーのマクドナルド・バリューセットがあほらしくなったわ。


ご飯が不味かった国

飯がマズイなら、金出して美味いもん食えばいいじゃん…と思うでしょうが、そもそもちゃんとしたレストランなんかない国もあるのです。
こういう国に行ったら耐えるしかありません。

1位 エチオピア
3位 イラン

エチオピアは通称ボロ雑巾と言われている、インジェラが主食です。
インジェラはテフという穀物を発酵させて、最終的にクレープに似た形状にするのですが、微妙に酸っぱくて慣れませんでした。
その他、堅くていくら咀嚼しても飲み込めない牛肉が出てきたり、ボソボソシャブシャブのパスタが出てきたり、散々でした。

ミャンマーで食べたビルマカレーが不味くて上位にランクインしてしまいました。
辛くて香辛料が強く、黒っぽいカレーでした。

イランでは、気軽に食えるファストフード店のハンバーガーが不味くてランクインです。
パンはボソボソ、肉はパサパサ、よくこんなの食ってるなー、って感じでした。

マクドナルドやバーガーキングなどのファストフード店にはかなりお世話になりました。
いくら土地のモノが美味くても、やっぱり飽きてしまってジャンクフードに走ってしまうことは、ままありました。


マズイものは写真撮る気にならないんだよな。これはイランでよくみかけるファストフード店。こんな不味いハンバーガーじゃ話にならないよ。


人がよい国

よい印象の国は得てして人が良かった国とも言えます。
基本的にムスリムは親切な人が多かったと思います(例外あり)。
素直に日本のテクノロジーの高さや勤勉さ、ODAなどの日本からの援助を評価してくれており、「ボッタクってやろう」という気概ではなく、「日本人旅行者が困っているのなら助けてやろう」と言う姿勢が感じられます。
ランキングを見ると、日本との外交関係が良好でアメリカ嫌いな国がその傾向がある気がします。

1位 シリア
2位 イラン
3位 バングラデシュ

多くの日本人旅行者が口を揃えて「シリアは人が良い」といいます。
街を歩けば写真をせがまれ、店では良心的な対応、みんな口を揃えて「Welcome to Syria!」と気持良よい奴らなんです。
唯一の悪い噂は女性へのセクハラが多いことです。

イランは以前ビザ不要で日本に来れたことがあり、出稼ぎをしていた人によく会いました。
道を歩いていると車が近寄ってきて、「何処へ行くんだ?バスターミナルか。オレが送ってってやるぜ!」と言ってくれたり、「お前、さっきの店でそのコーラボッタクられただろ?オレが文句行ってきてやる!」と正義感を見せてくれたり、感謝することが多かった国です。

バングラデシュでは1日街を歩いていると、名刺が5枚は集まるほど親日的な国です。
道を訪ねたり、バス停で迷っていたりすると、親切に教えてくれて最後には「困った事があったらオレに連絡しろ」と名刺をくれたり連絡先を書いた紙をくれたりします。
何度チャイをおごってもらったかわかりません。

どの国でも道に迷ったりして途方に暮れている時、とてもいいタイミングで助けてもらったりすると、人の感謝が身に沁みますね。


「暑いだろー。これ美味しいから飲んでいきなよー」ってな感じで、爽やかにジュースを薦めてくるシリア人。政情が不安定なのが玉に瑕だよな。


人が腐っている国

逆に人が悪いと、こんな国二度と行きたくねー、と思います。
典型パターンとして、金の亡者系、嘘つき系、軽蔑系があります。
また、売り込みがしつこいとか、逆にシカトなんかもかなりストレスがかかります。

2位 インド
3位 エジプト

エチオピアは金の亡者系の王様と言えると思います。
スーダンから陸路でエチオピアに入りましたが、国境からガラリと雰囲気が変わりボッタクリ両替、意味不明な手数料、自称ガイドに取り囲まれました。
朝っぱらから宿のドアを喧しく叩いて、民族ツアーの押し売りをされたときは流石にキレました。

あちらから絡んて来るインド人は大体嘘つきです。
観光客を相手にしているインド人も大体嘘つきです。
人によって宿の値段を変えたり、タクシーに乗ってもわけわからん所に連れていかれたり、ともかくインド人を相手にするのは疲れました。
インド南部はだいぶ人が柔らかくなると聞いていますが、訪れた北部(デリーからコルカタまでの定番ルート)は酷かったです。
同行者の一人の韓国人女性旅行者はストレスでぶっ倒れてしまいました。

エジプト人もなかなか怠惰な仕事っぷりです。
外国人には平気で上乗せ料金を言ってきたり、土産屋の営業が横柄でかつしつこいとこいつらにも疲れました。

その他、東南アジアはボッタクリが多いので気をつけましょう。


強欲の皮を被ったエチオピアのムルシ族。村を訪れると「ピクチャ、ピクチャ!」と群がって来て、写真を撮ると「マネー、マネー!」とせがんでくる。お前ら何なんだよ…


辛かった国

順位は当然、「飯が不味い国」と「人が腐っている国」でランクインした国になりました。
とはいえ、実は逆にこれらの国が好きだという旅行者もいるので、一概にダメだと決めつけられないことには注意してください。

2位 インド

エチオピアは虫が多い(ゴキブリ・ネズミなど)、飯が不味い、金の亡者、移動が早朝の上ボロバスと、この旅で一番辛かったといえます。
アフリカでは独自の文化でユニークですが、一生行くことはないかもしれません。

インドは好き・嫌いがはっきりと分かれる国です。
嘘つきやボッタクリが多いので、それに一々怒ったり相手にしていると、かなりストレスが溜まることになります。
インド人の人生観や考え方は、日本人と全く異なるように思いました。
この辺を「楽しい」と思える人はインドが好きなのかもしれません。

トルクメニスタンはまずビザを取得するのが大変です。
私は運良く取得することができましたが、敗退した旅行者は多いようです。
出国にも手間取りました。
フェリーでアゼルバイジャンのバクーを目指したのですが、そのフェリーが2日も遅れ、ターミナルで2泊する羽目になりました。
かなり辛かったです。
そんなに見所もないのですが、東から来た場合イランやアゼルバイジャンに抜けることができないので、陸路で行く旅行者はトルクメニスタンは避けて通れないのです。


トルクメニスタンからアゼルバイジャンに行くフェリー。寒くて何にも無いターミナルで2日も過ごしてしまった。しかも「いつ来るんすかね?」と尋ねても「知らねー。その内来るから待ってな」って感じ。こっちはビザ切れが心配なんだよ、もう…


行きたかった国、地域
ルート・コスト・時間のために、行ってみたかったけど、行けなかった場所です。
後悔はないのですが、今でも少し気になります。

1位 チベット(中国)
2位 ブラジル
3位 ジャマイカ

チベットはルート上、かなり厳しかったので外してしまいましたが、ポタラ宮やチベット仏教には触れたかったなと思いました。

ブラジルもリオ・デ・ジャネイロやレンソイス、アマゾン川など広くて見所が多いので行ってみたかったのですが、時間的の制約があったので諦めました。

レゲエとか普段聞かないのですが、ジャマイカのラスタファリズムなんかに触れてみたいなと思いました。
飛行機代もかかるし、人がウザイとも聞いていたので飛ばしてしまいました。



・街、観光地別ランキング



よかった観光地

観光地はかなり行ったので、ベスト3を決めるのは難しいです。
ということで、ジャンル別に5位まで発表してみます。
世界遺産リスト」で評価をしてみましたが、「ここかなり良かったけど、世界遺産じゃないのかー」ということは結構ありました。
世界遺産というネームバリューだけで観光すると、よい観光地を見逃してしまうこともあるので気をつけましょう。

・自然

その他、フンザ(パキスタン)、カッパドキア(トルコ)、ダハブの紅海(エジプト)、ヴィクトリアの滝(ザンビア)、ナミブ砂漠(ナミビア)、ウユニ塩湖(ボリビア)、ペリトモレノ氷河(アルゼンチン)、グランド・キャニオン(アメリカ)なども負けず劣らず良かったので、順位をつけるのはなかなか難しいです。


これがヒマラヤ。4泊5日でトレッキングしたけど天気にも恵まれて気持ちよかったっす。


・遺跡、建築物

その他、故宮博物院(中国)、永定土楼(中国)、バガン遺跡(ミャンマー)、カジュラホ遺跡(インド)、タージマハル(インド)、エマーム広場(イラン)、ブルーモスク(トルコ)、ベルサイユ宮殿(フランス)、赤の広場(ロシア)、ティオティワカン遺跡(メキシコ)なんかも上位ですね。


アンコール遺跡は群を抜いていいなー。素人なので、やっぱデカイとか迫力があるとか、分かりやすいのがいいっす。


・街全体

このランキングは都会で発展しており、エンターテイメントあり、ヒストリカルな雰囲気ありで数日楽しめそうな街のランキングです。

イスタンブールはオスマン、ビザンツの建造物多く歴史的な雰囲気を備えており、そこそこ発展していて活気のある街です。
毎朝流れてくるアザーン(イスラム教のお経のようなもの)がちょっとうるさいかもしれません。

ブエノスアイレスは、アフリカから飛んできて一発目の南米の街だったせいもあり、長居をしてしまいました。
街を歩けばストリートタンゴをやっていたり、活気のある日曜マーケットあり、見れませんでしたがサッカーありと色々楽しめる街です。

パリ、ニューヨークは見所が多いので2,3日では回りきれませんでした。
誰もが「すげー」と思うと思います。

バンコクは安いし、エンターテイメントも多いし、日本人向けの食堂やサービスが多いので快適です。
暑くて渋滞があるのが少々辛いところです。


ブエノスアイレスの日曜マーケット(骨董市)。毎日ステーキ焼いて食ってました。


・旧市街地

旧市街地は大体観光用に整備されていますが、その中でも雰囲気がよく、浸れる街をチョイスしました。
エルサレムは例外で今でもキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の聖地になっており、ガチな雰囲気です。

その他、麗江(中国)、カトマンズ(ネパール)、サフランボル(トルコ)、タリン(エストニア)、プラハ(チェコ)、ドブロヴニク(クロアチア)、ダマスカス(シリア)、カイロ(エジプト)、ザンジバル(タンザニア)、クスコ(ペルー)、アンティグア(グアテマラ)、トリニダー(キューバ)も雰囲気よかったので捨てがたいです。

ガッカリした観光地

「おいおい、なんだよこれ…」的な観光地のランキングです。

1位 ハラッパー遺跡(パキスタン)
3位 メルブ遺跡(トルクメニスタン)

ハラッパー遺跡、メルブ遺跡は古過ぎ、朽ち果て過ぎでなんだかよくわかりませんでした。
しかも微妙に行きづらい場所にあったりして、ガッカリ度も高くなってしまいました。

パナマ旧市街地はボロボロの家が多く、おまけに治安が悪いということで、ガッカリ度は高いです。


ハラッパー遺跡。ちーん。何にもねー。インダス文明って人類最古のレベルだもんな。実はそこそこ広いっすよ。


治安の悪い街

高い確率で強盗や追い剥ぎに遭遇するような街です。
実際に被害に遭ったわけではありませんが、そういう情報をよく聞く、明らかに雰囲気が悪い、という評価でランキングしてみました。


ポートモレスビーは宿のスタッフが私を一人で外に出させない程、治安が悪いです。
宿のスタッフが一応セキュリティとして同行してくれましたが、「ここから先は危ない」と言われて引き返したり、夜は出るなと言われ、皆私に目を光らせていました。
地元民にここまで警戒を促された街は初めてでした。
街がコンパクトに纏まっておらず、広く疎らに商業地域や公共機関があるため、人の密度が偏っており、人気ない場所はかなりの確率で強盗が出るようです。
働くために都市部に来たけど働き口がないためにあぶれてしまい、しょうがないので悪さをする、といった典型的なパターンです。

カラカスは見た感じで明らかに南米一ヤバそうな街でした。
ベネズエラを訪れる旅行者は、できるだけカラカスを避けようとしていました。
やたらと暇そうな人が多く、ギラついた男がよく目についた印象です。

ナイロビもカラカスと同じ感じです。
地元民でも強盗に会って携帯を盗られたりするようです。
マサイ・マラ国立公園のサファリの帰り、ナイロビで渋滞に巻き込まれましたが、停まっている車の中に手を突っ込んで、モノをひったくろうとする奴がいるので窓は開けるな、とも言われました。
売店でも鉄格子越しにやりとりするので、まあ犯罪は日常なのかもしれません。

この他、ダルエスサラーム(タンザニア)、トビリシ(グルジア)、ボゴタ(コロンビア)も気をつけた方がよいです。


ポートモレスビーのボロコ地区。街にゴミが多いとか、道路がボロいとかは大いに治安と関係があるな。


居心地のよかった宿

日本人宿ですが、居心地のよかった宿です。
ファシリティ、広さ、清潔度、周辺の環境が主な評価ポイントです。

1位 ペンション当山(リマ、ペルー)
2位 ムーンパレス(ニューヨーク、アメリカ)
3位 ペトロ・アトム(イースター島、チリ)

ペンション当山は移民の当山ペペさんが経営している宿です。
値段は少し高いのですが、大きくてキレイな一軒家の部屋を貸していているので、本当に日本の家にいるみたいです。

ムーンパレスは物価の高いニューヨークで比較的安く泊まれる日本人経営の宿です。
ドミは広い部屋に2段ベッドがたくさん入っているので少々窮屈ですが、リビング・キッチンが広く他の旅行者とコミュニケーションが取りやすいの◎です。

物価の高いイースター島の中ではそこそこ安く泊まれる宿です。
庭、リビング・キッチンが広く清潔なので居心地はよいです。
泊まっていませんが、ハレ・カポネという宿も評判がよいそうです。


イースター島で作ったカレー。久しぶりの日本食に感涙。宿のメンバーも楽しく滞在できるかの重要な要素ですな。


凹んだ出来事

1位 パソコン盗まれた(タリン、エストニア)
2位 スキミングに遭った(メキシコ)
3位 首絞め強盗未遂に遭った(ヴィントフック、ナミビア)
4位 部屋にゴキブリが大量発生(ゴンダール、エチオピア)
5位 わがままドイツ人女子とのナミビア周遊(ナミビア)

パソコンが盗まれたのはかなりイタかったです。
エストニアのタリンの宿で盗まれたのですが、それまで撮ってきたアジア、ヨーロッパの写真がウェブにアップしておいたものを除いて、全て失くなりました…。

メキシコでキャッシュカードのスキミングにあいました。
日本に帰国後に銀行に手続きをして無事保障してもらうことができましたが、発見したときはかなり焦りました。
グアテマラでスキミングされることが多いようです。

ナミビアのヴィントフックで日中スーパーに買い物に出かけた時、道で挙動不審な男と女が私の前に立ちはだかり、取っ組み合いになって後ろからスリーパーホールドをかけられました。
目がイっちゃってたので、ヤク中の類のようでした。
近くにガソリンスタンドがあり、兄ちゃんが助けに来てくれましたが、警察に通報する素振りを見せなかったので、「警察に電話してくれや」と言ったら、「電話代くれや」と言われ、唖然として諦めました。
盗られたものはなかったのでよかったですが、今まで暴力沙汰はなかったのでショッキングでした。

ゴンダールで泊まった宿で、夜ゴキブリが大量発生しました。
サンダルで殺しても殺しても沸いて出てくるので諦めました。
40匹近く倒したと思います。
二度と泊まりたくないですね。

ナミビアでレンタカーをシェアして回ったドイツ人との軋轢がかなりストレスフルでした。
詳細はブログに読切特別企画「ナミビア道中膝栗毛」として書きましたが、最強のわがまま女ですね。

その他、インドとチリでの食中毒、ウユニで側溝にハマって怪我をした、ペルーでボッタクられた(すぐに取り返した)など、思い返すと色々と事件があったなと思います。

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